71 農業データ連携(70回おさらい)

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前回70回では
◯デジタルデータは各プラットフォームにアクセスしなきゃいけず、点在してて、スマートに管理できない
◯各サービス色々出てきたが、APIは個別連携ばかりで、業界統一のAPIだったり、もしくはAPIの規格が出来てくれると、素敵な未来だね、という話。
◯VHSのように、市場原理で事実上の統一規格に集約するってのは現時点で10年とかかかりそうな雰囲気があるので、国が音頭取ってくれるといいよなーっていう声や、どこかアライアンスというべきかクラスターというべきか、まとまりに国がお墨付きを与えるのが良いかなーとかって話をしました。
◯WAGRIがそれを解決してくれるかと思ったら、「おもてたんと違う…」となってる
◯WAGRIはデータのアップロードにもダウンロードにも利用料金がかかって、高いよね〜
といった、スマート農業の実態みたいなところが浮き彫りになったカンジ。
データ連携は、農家もベンダー側も待望ではあったと思うんですよ。
規格が統一されると、あらゆる流れがスムーズになる。皆望んでは、いる。そうなるといいよね、と言うのが皆同意できるゴール。
けど、そうしましょうという合意形成の機会もないのが実際。
で、今から公的セクターが介入して規格の統一ってのは難しそう。なぜかというと競争原理の邪魔になりやすく、ある意味不公平感が出てしまう。どこかの肩入れをしているのでは、という横槍も入るし、横槍入るんでは、というバイアスもかかって、ことが進まない未来が見える。
かといって、今どこかのプラットフォームが抜きん出てもおらず、各プレーヤーはどこか1箇所に全ベットするよりも、何社かと個別で連携するのが一番安全、という印象。で、自身が旗振り役をこなせるほど、時間も資金も余裕なし。
大手メジャーどころは、母体はでかいけど、この分野については中小の域を突破したところもないんじゃないかなーという雰囲気でしたよね。
で原理として自社の規格が天下統一できる道を探すのが筋であり、統一規格のために自らが犠牲になることは、社内の調整も辛いししたくないし、今の状況下では戦略的にも悪手だしね。
と言うのが現状。
今、WAGRIの設えは、いわばライスセンターのような形式になっているという理解。
まず、現場からはデータをライスセンター的な立ち位置のWAGRIに集約する。ウチだけじゃなく、沢山の現場からデータが上がる。→WAGRIには各所からデータが集まるので、ビッグデータが形成される→みんなはそこから欲しいデータを申請して買い取る。
ボクが思ってた欲しいヤツってのは
コイン精米機のような形式が良いと思ってて、現場で取れたデータだけ→コイン精米機に持っていって→その場で精米、ありとあらゆるデータは取り寄せられないが、自分でとった範囲内で各データを統合・結合したものをDLできる。そのコイン精米機自体にデータは蓄積されず、作業請負のようにフローする感覚。
ビッグデータという観点が抜けてしまうので、
音声配信界隈で例えると、
ポッドキャストがボクのイメージする形。
Rss形式で配信されるので、アップルのでも、スポティファイでも、アマゾンでも、Googleでも聞ける。
スタンドFMとかVoicyとかラジオトークは、そのアプリじゃないと聴けない。この場合はそこを強みにしてるんでしょうけど。
今のWAGRIは、配信するのも、聞くのもお金かかる音声メディアというカンジ。存在を否定する訳じゃないんだけど、現場として欲しいのはそこじゃないってのが、ボクの意見。

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