136 第125話

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3-125.mp3「どうされました?」背後から声をかけられた古田は振り返った。黒衣をまとった住職らしき男性が立っていた。「あ、どうも。」古田は彼に向かって頭を下げる。「あたながご覧になっていたこの銀杏の木は、藩政期に植えられたものと言われています。」住職は銀杏の巨木を仰ぎ見る。「はぁー…んでこんなに大きいんですな。この辺りを歩いとってら、ずいぶん立派な木があるなって思って、ついふらっと境内の中に入り込んでしましました。」「あぁいいんですよ。どなたでも自由にお参りいただければい..

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