【使える経営学2-11】組織的知識創造(2)

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【テーマ】
組織においても個人が大事ってよく言うけど、具体的にどういうこと?

【内容】
・組織に優秀な個人がいれば、知識創造に向かっていく。
→優秀な人は何ができるのかを改めて整理。
→育成のしかたに関わること。
・知識には、暗黙知と形式知の2種類がある。
・暗黙知:主観的な知、経験的な知、身体で覚える知識。
・形式知:客観的な知、理性的な知、言葉に落とし込める知識。
・優秀な人は、暗黙知と形式知を移行させられる。
→表出化をしようと思えることが重要。
・暗黙知から形式知への、知の形の転換は一人の人間のなかでしかできない。
・コンセプトで教えられただけではピンとこない
→やってみようとする(内面化)。人に伝えるために言葉にしようと思えることが重要。
・暗黙知→形式知→暗黙知。教えと学びの繰り返し。

【前回のポイント】
・SECIプロセス…4つのフェーズ
① 共同化(Socialization):経験を共有することによって新たな暗黙知を創造。言葉は使用しない。
→暗黙知から暗黙知へ。
② 表出化(Externalization):暗黙知を明確なコンセプトに表す。(「ひねり伸ばし」)
→暗黙知から形式知への転換。
③ 連結化(Combination):コンセプトを組み合わせて一つの知識体系を創り出す。技術的知識とコンセプトの結合。
→形式知から形式知へ。
④ 内面化(Internalization):プロトタイプづくりとその作動。行動による学習を通じて、経験的な知識としての暗黙知を獲得する。
→形式知から暗黙知へ。
・野中郁次郎・竹内弘高『知識創造企業』(梅本勝博訳)東洋経済新報社,1996年

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【出演】
佐藤大輔(北海学園大学 経営学部・教授)
いまがわ・くにえだ(佐藤ゼミOB)

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