EP#44 「なおざり」と「おざなり」。並びが違うだけの4文字のことば。この違い、わかるようでわからない。
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久々に入ったカフェのとなり席で、「なおざり」と「おざなり」の使い方がわからない、と話をしていた二人の女性。
たしかに、何となくわかるような気がするけれど、何が違うのかを説明するのは、難しい。
平仮名だとわかりにくいのですが、漢字にすると比較的わかりやすくなります。
えーっ! これに漢字があるの⁈
びっくりですが、あるんです。
「なおざり」は「等閑」、「おざなり」は「御座形」と書きます。
なおざりは「閑に等しい」。つまり、
「何もしていないに等しい」⇒「何もしていない」
という意味なのです。
「おざなり」は「お座敷の形」。この場合の「お座敷」は芸人や芸者が、客に呼ばれて出る席のこと。その「形=姿、様子」のことで、「やることはやるけれど、その場しのぎに客に合わせていい加減につくろうこと」という意味になるんです。
今回はこんなお話をします。
カフェのお二人も、聴いていてくれると嬉しいんだれど・・・。
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EP#44 「なおざり」と「おざなり」。並びが違うだけの4文字のことば。この違い、わかるようでわからない。