MEMEデリバリー :『プロミシング・ヤング・ウーマン』から再考する更生とエンパワーメント

MEME SERVICEがお送りするカルチャートークプログラム『MEMEデリバリー』では、最近、聴いた音楽、観た映画、読んだ小説、からピックした作品についてのトークを毎週配信しております。
　
今回のテーマは、マーゴット・ロビーが立ち上げたプロジェクトであり、エメラルド・フェネルの新作『プロミシング・ヤング・ウーマン』について語っています。
　
(※本編はネタバレを含みます)
　
【あらすじ】
　30歳を目前にしたキャシー（キャリー・マリガン）は、ある事件によって医大を中退し、今やカフェの店員として平凡な毎日を送っている。
　その一方、夜ごとバーで泥酔したフリをして、お持ち帰りオトコたちに裁きを下していた。ある日、大学時代のクラスメートで現在は小児科医となったライアン（ボー・バーナム）がカフェを訪れる。
　この偶然の再会こそが、キャシーに恋ごころを目覚めさせ、同時に地獄のような悪夢へと連れ戻すことになる……。

　
　
【目次】
・オープニングトーク
・簡易レビュー(ネタバレ無し)
・ライオットガール以降のティーンポップ的女性賛歌
・女性作家が有害だった男性の過去を如何に許すか
・"ナイスガイ"のグロテスクな二面性
・退きで映し出される示唆のワンカット
・この作品における毒は男性だけではなく家族
・アメリカ社会における家庭の食事に凝縮された醜さ
・今作は男性だけではなくシステム全体へのアンチテーゼ
・同テーマを扱った作品群の中でも異質なラスト
・エンディングトーク
　
　
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