MEMEデリバリー :『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』について語る。【レビュー編】

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○【番組概要】
ミームサービスがお送りするカルチャートークプログラム『MEMEデリバリー』では、最近、聴いた音楽、観た映画、読んだ小説、からピックした作品についてのトークを毎週配信しております。
○【今週のプログラム】
今週のテーマ作品は、先日公開されたマーベル・シネマティック・ユニバースに属する『スパイダーマン』シリーズの第三作目『スパイダーマン : ノーウェイ・ホーム』です。
今回のプログラムでは、従来のMCU特集に続き、レビュー編と解説・考察編の2トラックに渡ってお送りします。
こちらのトラックは、レビュー編です。
(※本編はネタバレを含みます。)
○【公式HP】
https://www.spiderman-movie.jp/
○【あらすじ】
ホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。
マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むが…。
○【目次】
・オープニングトーク
・鑑賞直前にネタバレを喰らった話
・クロスオーバーが生んだもの
・さようなら、全てのスパイダーマン
・セルフオマージュについて
・動きで見せるアクションのノウハウ
・スパイダーマンはティーンの抽象
・今作で初めてMCU世界にスパイダーマンが誕生した
・「喪失と葛藤」「救済と自立」
・De La Soul「The Magic Number」が粋過ぎる。
・エンディングトーク
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【補足・追記】
①「マジックナンバー」について
De La Soul「The Magic Number」が示す「3」はメンバーであるPosdnuos、Trugoy the Dove、Pasemaster Maseの3人の事も指しており、今作においても「3人」を意識した構成となっている。
また、人間が3という数字を好む傾向、若しくは根拠が3つあるとそれらしく感じる傾向を、認知心理学では「マジックナンバー3(3の法則)」と呼称されるが、ミステリオが示した根拠(フェイク映像)によって民衆が騙されるという大枠のプロットにも繋がってくる。
②アドリブ
本作の決戦において連携を確認するシーン。登場人物「A」の台詞「愛している」はアドリブとのこと。最も不遇な扱いを受けたスパイダーマンからシリーズそのものへ向けられた愛の告白である。
③アヴィ・アラドへの謝辞
アヴィ・アラドはMARVEL STUDIOSの創業者であり、CEOを務める映画プロデューサーである。彼は創業当時からMCU以前のフィルモグラフィーにおいて制作総指揮として貢献してきた。(過去のスパイダーマンや今作で新たに登場したヒーローの過去の長編劇場作品の総指揮も彼が務めている)
そして未完に終わった物語のピリオドとしての役割も果たしつつ、過去の物語の救済、そして何よりもシリーズへの敬意が込められた本作だが、作品内のストーリーと同じく、実際にMARVEL STUDIOSを近年まで牽引してきた人物への感謝の言葉がエンドロールに添えられた。資金難や業績の悪化などに苦しんだ当時のMARVELを支えた彼がいたからこそのMCUであると、ファイギやスタッフからの花束として謝辞が贈られた。

MEMEデリバリー :『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』について語る。【レビュー編】

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MEMEデリバリー :『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』について語る。【レビュー編】
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