vol.6 ① 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

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「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト
ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います
今回は、綾屋紗月さん+熊谷晋一郎さん『発達障害当事者研究 ゆっくりとていねいにつながりたい』(医学書院、2008)と宮尾益知さん『発達障害の基礎知識』(河出書房新社、2017)の二冊を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

『発達障害の基礎知識』
発達障害についての体系的・網羅的な知識

『発達障害当事者研究』
発達障害の当事者としての意識を持つ社会的インパクトを与えた本

2冊の内容の違い

医療から見た発達障害・当事者が経験する発達障害の違い

全然違う言葉で発達障害が語られている
コミュニケーションの障害であるという医療
意味のまとめあげがゆっくりであるという当事者研究
臨床において有用なのは当事者研究の語り
『発達障害当事者研究』が両者の隔たりをオープンにした

疾患に対する精神医学の姿勢の変遷
内的体験を解釈する→目に見えるものを基準とする
『当事者研究』には内的解釈へ先祖返りしている
さらに、当事者研究では当事者の成果・当事者の「知」になる
精神医学は当事者研究とどのような関係を取り結ぶかを模索している


このエピソードは全5回(次回の収録の都合でいつもより細かく切ります)で、6月19日(土)まで毎週土曜日に公開していきます。

vol.6 ① 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』

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vol.6 ① 『発達障害当事者研究』『発達障害の基礎知識』
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