【A152】寺山修司を語る──物語性のなかのメタファー

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【A152】寺山修司を語る──物語性のなかのメタファー 時間:114分 音質:2 ジャンル:文学 講演日時:1993年4月10日 主催:風馬の会 場所:早稲田奉仕園 レセプションホール 収載書誌:情況出版『寺山修司の世界』(1993年) 音源について 周辺のノイズが入っており、 音質はあまりよくない。 『寺山修司の世界』には 「物語性のなかのメタファー」 として収載されている。 講演より 僕は自分のことも そういうふうに思うことがあるのですが、 寺山さんというのはたいへん孤独な人だったと思うのです。 たとえばインディアンに囲まれたアメリカの騎兵隊とか、 騎兵隊に囲まれて砦にこもったインディアン、 比喩でいうとそうなると思います。 砦のなかに本当はひとりしかいないのに、 こっちの銃眼から鉄砲を撃ったかと思うと、 また違う窓から鉄砲を撃つ。 そうやって、たくさんいるかのごとく 見せ掛けなくてはならなかったのです。 寺山さんは、短歌や俳句から、詩、散文、小説や戯曲まで、 あらゆることに手を出しています。 砦にこもった単独者のとても大きな特色だと思います。 色々なことに手をつけて、色々なところで 色々な弾を撃たなければならないというところは、 寺山さんのいちばんいいところだという気がします。

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