【A132】いまの社会と言葉

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【A132】いまの社会と言葉 時間:110分 音質:4 ジャンル:情況 講演日:1990年12月12日 主催:白梅学園短期大学 場所:白梅学園短期大学 収載書誌:弓立社『大情況論』(1992年) 音源について 2週間前「現代用語の基礎知識」が 新語・流行語大賞を発表したので 「ファジー」「ちびまる子ちゃん」 などの言葉を取り上げていく。 音質はあまりよくないが、 ステージ近くで録音されたため、 内容は聞き取ることができる。 講演より 今日の言葉と明日の言葉とは ちっとも変わっていないように見えるんですが、 1年なら1年、2年なら2年たつと、 いつの間にか変わっているという変わり方を することになります。 もちろん断絶的に新語が勝手にできたということも 自由自在です。 しかしそうではなくて、1ヵ月や2ヵ月では ぜんぜん変わっているとは思えないんだけど、 「候べし」と昔いってたのが、 500年もたつと、「そうだぞ」という言葉に 変わっています。 ところが501年、500年、499年前と連続的にとったら、 ちっとも変わり方がわからない。 それが蓄積すると変わっている。 言葉というのはそういう変わり方をする面があります。 言葉の断続性、新語とか流行語と同時に、 日本語は日本語じゃないかという連続性、 そのふたつの面をつくって、時代とともに 移っていくのです。 これが言葉の持っている生理・心理に属するわけで、 その背景の社会はそれぞれいろいろ 変わっていくことになります。

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