【A113】親鸞の還相について

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【A113】親鸞の還相について 時間:122分 音質:3 ジャンル:宗教 講演日:1988年11月1日 主催:真宗大谷派東京教区教化委員会 場所:真宗大谷派東京教区会館 収載書誌:春秋社『未来の親鸞』(1990年) 音源について 東京本願寺 「課題別育成研究会」での講演。 反響音があるが、 内容はクリアに収録。 講演より 僕は死んだ後に実体として浄土があって、 そこに自分たちが行くんだというふうに 少しも信ずることができません。 不信な一般大衆といいましょうか、 煩悩のさかんな凡夫という場所にいる現在の人間は誰も、 たぶん至心に信仰して念仏を唱えれば 浄土へ行けるとは信じていないだろうと思います。 それは、大乗教の世界的思想家である天親とか曇鸞とか 親鸞が一生懸命、末法の時代でも 信仰のうえでわかりやすく説いてくれた教え方を、 僕らはまるごとつかむということが できなくなっているということがいえるわけです。 そうしますと、いまどういうことが 起こっているかといいますと、 比喩としてしかわからなくなっているのが 実情じゃないかと思えます。 〈還相〉、還りの姿とは何なのか、 浄土とは、人間の「死」とは何なのか、 ぜんぶ比喩としてしかわからなくなっているんです。

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