【A035】『死霊』について──東北大学にて

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【A035】『死霊』について──東北大学にて 時間:105分 音質:3 ジャンル:文学 講演日時:1976年5月11日 主催:東北大学学友会文芸部/「濫觴」同人/現代イデオロギー研究会 後援:東北大学教養部、学生自治会臨時執行部 場所:東北大学 川内記念講堂 収載書誌:未発表 音源について 「高橋和巳追悼・ 『死霊』完成記念講演会」 と題された催しでの講演。 ノイズや残響音が入っているが 比較的クリアに収録されている。 埴谷雄高氏の『死霊』は、 本講演の前年である1975年、 26年ぶりに「第五章」が発表。 講演より 太平洋戦争と現在では呼ばれている戦争を、 何らかの意味で否定する考え方を、 文学か思想によって完結しようとした 本当にまじめな人間がいたとしたら、 その人は絶対に 戦後に生きては存在することができなかったと思います。 にも関わらず生きてしまったとすれば、 それはどこかで矛盾を抱え込んだということです。 そしていまもなお、矛盾を抱え込んで、 何らかのかたちでそれを解き明かしながら、 また矛盾を呼び込むということに悪戦苦闘している、 そういう文学者は少数ですけれどもいるわけです。 その象徴となりえる人が埴谷雄高という文学者だと、 僕には思われます。 この講演のテキストを読む

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