【A029】親鸞について

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【A029】親鸞について 時間:97分 音質:2 ジャンル:宗教 講演日時:1972年11月12日 主催:大谷大学 学園祭実行委員会 場所:大谷大学 収載書誌:春秋社『〈信〉の構造 PART1』(2004年) 音源について 冒頭部分が欠けており、 前半はテープノイズがひどく、 たいへん聞き取りづらい。 質疑応答は、途中 二度欠落している個所がある。 講演より 親鸞は、「絶対他力」の思想を根底におく、 日本ではたいへん珍しいタイプの思想家だと思います。 僕は、家が浄土真宗だということを除いては、 宗教もイデオロギーも信じていないし、 「自立」ということばかりいうまことに不肖の者ですが、 若いときから親鸞は好きで、 まったく反対なことをいっているとは ちっとも感じられないところがあります。 それはおそらく、親鸞の自己解体の過程が、 「絶対他力が同時に絶対自力というものを包括する」 というところを指し示しているからではないかと 考えられるんです。

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