【A026】自己とは何か──キルケゴールに関連して

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【A026】自己とは何か──キルケゴールに関連して 時間:113分 音質:2 ジャンル:思想 講演日時:1971年5月30日 主催:大学セミナーハウス 場所:新宿・紀伊国屋ホール 収載書誌:弓立社『敗北の構造』(1972年) 音源について 第38回大学共同セミナーで講演。 テープ劣化のためノイズが多く、 音質はよくない。 講演より 結婚して子どもを生み、そして子どもに背かれ、 老いてくたばって死ぬ、そういう生活者を もしも想定できるならば、 そういう生活のしかたをして生涯を終える者が、 いちばん価値がある存在なんだ──人間存在の 価値観の規準はそこにおくことができると、 僕は考えました。 だから、もっとも価値ある生き方とは何かと問われたとき、 日々繰り返される生活の問題以外には あまり関心を持たないで、生まれて老いて死ぬという 生き方がもっとも価値ある生き方だ、 というほかはありません。 どんな人間でも、大なり小なりその規準からの逸脱として、 食い違いとして、生きていくわけですが、 キルケゴールなんかには ぜんぜん関心がないという生き方は、 もっとも価値ある生き方だということができます。

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