【A017】言葉の根源について

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【A017】言葉の根源について 時間:89分 音質:3 ジャンル:思想 講演日時:1970年5月 主催:桐朋学園 場所:桐朋学園 収載書誌:中公文庫『語りの海3』(1995年) 音源について 桐朋学園土曜講座での講演。 客席から録音されたものだが クリアに収録されている。 途中で声が遠くなるのは 吉本隆明が黒板を使用するため。 講演より 沈黙というと「ぼんやりしている状態」と 思われがちですが、沈黙も言語表現なのです。 ある人が何もしゃべっていなくても、 その人の意識の内部には何かがある、ということです。 黙っていても、その人の 主観的あるいは意識的な状態がわかるとか、 表現されているとか、感じる場合があるでしょう。 それは、沈黙の言語が、内的意識の時間性、空間性に 解体して存在しているからなのです。 外からは憶測するよりしかたがないのですが、 まったく無意味なのではなく、 その人の主観や意識の内部はたいへん満たされていて、 何かしゃべられているのかもしれない、 というようなしゃべり方がありうるわけです。

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