高橋博之の歩くラジオ#276|ゲスト:近藤哲治(ウズラの卵生産者/静岡県湖西市)

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戦時中に全滅し、戦後復活したウズラの生産。全盛期には全国に1000戸以上あった生産農家も半世紀で97%が廃業し、今では30戸を切った。そんな風前の灯火のウズラ生産を、「卵を食べるということは、命をまるごといただくこと」をモットーに浜名湖で行っている近藤哲治さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。近藤さんは、2021年ポケマル年間生産者ランキング【畜産部門】第5位にランクイン。
近藤哲治(こんどう てつじ)/1962年生まれ、静岡県湖西市出身。(有)浜名湖ファーム代表。中部大学建築科卒業後、地元のゼネコン会社に就職。結婚後、妻の父親がやっていたウズラを引き継ぎ、現在までウズラを飼育している。腸内細菌を増やすなどし、ワクチンを含め完全無投薬で飼育した卵を販売している。
浜名湖ファームの商品は、食べたご家族の方がみんな笑顔になることを想像してつくっている。大切にしていることは、うずらを長年飼っている人の格言にある『うずらは空気で飼え』。空気を詳しく言うと、温度、湿度、風の流れ、細菌類などのこと。主にそのことについて注意深く見て飼育している。
小さな小さな一個の卵。ここには、一羽のうずらが生まれるための全てが入っている。だから、卵を食べるということは、命をまるごといただくこと。うずらの一生ぶんの元気をもらうこと。小さなうずらや微生物たちの命がぎゅっと詰まった「命のカプセル」をつくっていると自覚しながら生産している。また、地域の農家や漁師と連携し、発酵させたフンや牡蠣殻で作ったボカシ肥料を開発して野菜も生産しており、10~20代の若い社員も増えている。
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ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。
「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。
※こちらのエピソードは、過去にポケットマルシェ公式Youtube/Facebookにてライブ配信されたものです。
「高橋博之の歩くラジオ」の最新収録エピソードは、Voicyにて絶賛配信中!
https://voicy.jp/channel/3070

高橋博之の歩くラジオ#276|ゲスト:近藤哲治(ウズラの卵生産者/静岡県湖西市)

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