【ECの未来®NEWS】【Amazon調査】消費者の7割以上が配送用梱包なしの配達に抵抗なし!

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2023年11月17日から11月23日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
ご紹介するニュースは次の5つです。1.【Amazon調査】消費者の7割以上が配送用梱包なしの配達に抵抗なし2.「日本直販」で新たに月額制の「プレミアム会員」を開始3.BASEのショップオーナー調査!ショップ運営のトレンドは?4.モノタロウ、BtoBの不在時置き配サービスを開始し、物流問題解決へ5.消費者に訊く!一番好きなECモールは?
1.【Amazon調査】消費者の7割以上が配送用梱包なしの配達に抵抗なしAmazonは11月22日、オンラインショッピングと配送用梱包に関する意識調査の結果を発表しました。調査の結果によると、日本の消費者の7割以上が、オンラインで注文した商品の多くについて、配送用の梱包を省き、商品パッケージのままで配達されることに抵抗感がないことが明らかになりました。日本でオンラインショッピングを利用する方にとって、よりシンプルな梱包が受け入れられていることを示す調査結果となっています。
商品パッケージのままで配達されることに特に抵抗感がない商品は、洗剤、トイレットペーパー、文房具などである一方で、生理用品といったパーソナルケア用品などは、配送用の梱包での配達が望ましいとのことです。
元の商品パッケージの状態にもよるかと思いますが、写真のように箱でお届けされるような大きなサイズの商品が更にダンボールで梱包されていると、過剰梱包として抵抗を感じる方がいらっしゃるかと思います。一方で、元の商品パッケージの状態や商品のジャンルや価格によっては梱包されていないことに抵抗を感じる方は少なくはない印象です。
梱包の削減は全EC事業者にとって重要な視点といえます。このタイミングに改めて梱包に関して見つめ直してみてはいかがでしょうか。
2.「日本直販」で新たに月額制の「プレミアム会員」を開始日本直販株式会社は、2023年11月28日より、新たに「プレミアム会員」制度の導入を開始いたしました。「日本直販」は総合通販企業として1977年より通販事業を開始し、カタログ、TV、ラジオ、新聞などを通して販売し、現在までに累計1,479万名の方々に購入されてきました。
お客様の購買体験をさらに高めるため、月額550円で新たに「プレミアム会員」制度を導入すると発表されました。会員限定のシークレットセールや送料無料、返品の無料対応など、定期的に日本直販で買い物をする顧客にとって非常にお得な会員制度といえます。
購入金額に応じて還元率が高まる会員制度もあれば、今回のように月額制で良質なサービスを受けられる会員制度など、さまざまな形で会員制度が提供されています。顧客とより関係を深める上で、会員制度は重要な役割を果たすでしょう。
3.BASEのショップオーナー調査!ショップ運営のトレンドは?「現在ネットショップを運営するなかで、もっとも重視していることはなんですか?」の設問に対する回答は、2019年の調査開始から変わらず5年連続で1位は、「ブランドコンセプト・世界観の表現」が22.8%で、自身のブランドや、自身の好みの価値観の表現を最も重要視するショップが最も多く、2位は僅差で「顧客やファン、見込み顧客との関係づくり」20.7%となり、近年注目されているCRMを重要視していることがわかりました。
積極的に活用しているSNSの1位は2019年の調査開始時から変わらず「Instagram」の57.6%となりました。次いで、2位は「X」が23.6%、3位は「Facebook」が21.6%の順となりました。調査を開始して以降はじめて「X」と「Facebook」の順位が入れ替わっています。なお、今後利用を強化したいSNSやプラットフォームでも1位は「Instagram」となり2位は「X」3位が「YouTube」という結果でした。
利用者数としては国内最大級のネットショップ作成サービスの「BASE」。その調査結果はネットショップを運営する大多数の方の意見ともいえます。自社の運営状況と照らし合わせながら大きな流れからズレていないかのチェックとして本調査を参考にしていただければと思います。
4.モノタロウ、BtoBの不在時置き配サービスを開始し、物流問題解決へ現場を支えるネットストア「モノタロウ」を運営する株式会社MonotaROは、商品受け取り時のお客様の利便性向上と、配送ドライバーの負担を減らし、再配達時におけるCO2排出を削減する取り組みとして、2023年11月21日(火)より、「不在時置き配サービス」を開始しました。
モノタロウではBtoBの取引が主であるため、納品先には日中に従業員の方がいることが多く、注文された商品の初回配送完了率は平均約95%と高いのが特長です。しかし、配送に関するお問い合わせも多く、お客様のニーズを把握するため、ご注文商品の受け取りに関するアンケートを実施したところ、全体の約59%のお客様が置き配を「利用してみたい」と回答され、法人様・個人事業主様の置き配ニーズが一定程度あることがわかったとのことです。また、荷物を受け取るために、その時間帯に人員を配置するなど、受け取りの方法に選択肢がないことがお客様の負担になっている側面があることがわかり、配送業務を委託している複数の配送会社との協力体制を強化し、置き配サービスが実現しました。
まずは14都道府県から対象エリアを絞ってサービスを開始し、置き配の場所は指定することが可能です。BtoC向けの事業者の取り組みとして浸透している置き配ですが、BtoBの領域においても置き配を推し進める動きがあるようです。
5.消費者に訊く!一番好きなECモールは?LINEヤフー株式会社が運営するLINEリサーチでは、日本全国の15歳~64歳までを対象に、インターネットショッピングサービスに関する調査を実施しました。
ファッションや家電など、専門のECサービスなどを除く、代表的な大手総合ECモールの中で、一番好きな「インターネットショッピングのサービス」について聞いたところ、全体1位は「Amazon」で、約4割と高い割合でした。2位は「楽天市場」で3割弱、3位は「Yahoo!ショッピング」が1割強という結果となりました。
全体1位の「Amazon」を好きな理由は、「配送が早い」がもっとも高い割合で4割台後半、「送料が無料/安い」「すぐに注文できる/手間がない」も4割強の高い割合でした。4位以降、「商品が探しやすい」「取り扱っている商品数が多い」も3割前後の高い割合で続きました。
一方、楽天市場やYahoo!ショッピングでは1位が「ポイントがたまりやすい」。2位は「お得なキャンペーンやサービスが多い」、3位が「商品が探しやすい」となっています。
調査の結果から、全体1位のAmazonを好きな理由である、配送スピードや送料の安さがお客様にとって選ばれる大きな理由であることがわかりました。さまざまなジャンルの商品が販売されるECモールにおいて、対応できる事業者様は配送・送料に関する点をより強化できないか検討してみてはいかがでしょうか。

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