【ECの未来®NEWS】「今後伸びるビジネス」2023年下半期ランキング!注目の1位は?!2023/11/24-11/30

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2023年11月24日から11月30日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
ご紹介するニュースは次の5つです。1.楽天市場がAR機能を本格提供開始2.「今後伸びるビジネス」2023年下半期ランキング!注目の1位は?3.『北の達人コーポレーション』広告画像の著作権侵害訴訟で「勝訴」4.2024年問題を前に配送ドライバーの負担を考慮する消費者5.ZOZOTOWNが「アイテムレビュー機能」を提供開始
1.楽天市場がAR機能を本格提供開始楽天グループ株式会社は、運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」で販売される一部インテリア関連商品を対象に、AR機能を用いて商品のサイズや設置する空間との相性などのイメージを確認できる機能の提供を本格的に開始しました。
本機能は、「楽天市場」で、「AR対応商品」マークの表示があるインテリア関連商品を対象に利用可能となり、ユーザーは購入検討時に、スマートフォンから商品ページ上にある「ARで試し置き」バナーをタップし、カメラを起動することで、商品を設置する空間に実物大で設置したイメージを360度好きな角度から確認し、商品の比較検討ができるようになります。
11月7日時点で1,700点ほどの商品がAR対応に対応しており、順次拡大する予定とのことです。実物を見たいニーズが高い大型家具などがARで部屋に設置できるようになることで、店舗を持たずとも販売しやすくなりそうですね。
2.「今後伸びるビジネス」2023年下半期ランキング!注目の1位は?株式会社日経BPは、マーケティング専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「マーケティング」「テクノロジー」「消費トレンド」の潮流を見極める「トレンドマップ 2023下半期」を発表し、注目キーワードをランキング化しました。
23年4月に実施した前回調査と比較し、今回、将来性スコアが伸びたトップ3は、マーケティング分野では「リテールメディア」「CRM「SDGs」でした。また、テクノロジー分野では「エドテック」「空飛ぶクルマ」「5G」、消費トレンド分野では「マルチハビテーション」「移動ポイント」「お一人様」でした。
一方、経済インパクトは、全体でスコア上昇率トップだったのは消費トレンド分野の「タイムパフォーマンス消費」でした。そのほかのジャンルについては、マーケティング分野では「リテールメディア」、テクノロジー分野では「クラウド」、がそれぞれで高い伸びを示しています。
アクセス数が多いECサイトにおいては、サイト内に広告を掲載し、付帯収益を獲得している事業者が徐々に増えています。本業の小売とは違った形の収益源が、本業の事業成長を促進させることでしょう。
3.『北の達人コーポレーション』広告画像の著作権侵害訴訟で「勝訴」株式会社北の達人コーポレーションは、2023年11月27日、upscript合同会社に対する著作権侵害訴訟に勝訴いたしました。
upscript社が販売する足用消臭クリーム「WILL CLENS フットデオドラント」及び靴消臭剤「WILL CLENS シューズデオドラント」の販売ページに、北の達人コーポレーションの広告画像に描かれた足の側面のイラストなどを複製、翻案したイラストが描かれた広告画像を掲載し、これらの商品を販売しておりました。
札幌地方裁判所は、上述のイラストに関する著作権などが北の達人コーポレーションに発生することを認めた上で、upscript社が行った当該イラストの複製や翻案、販売ページへの掲載が北の達人コーポレーションの著作権などを侵害している旨を判示し、該当する広告画像の削除及び損害賠償金の支払いを命じました。
広告画像の盗作や商品の模倣品販売など、事業者の権利を侵害するのみならず、消費者に誤認を与えてしまいます。本訴訟に勝訴したことが、日々真面目に取り組んでいる事業者にとっても喜ばしい結果になったと感じられます。
4.2024年問題を前に配送ドライバーの負担を考慮する消費者株式会社ロイヤリティ マーケティングは、10~60代のネット通販利用経験者を対象に「物流の2024年問題に関する調査」を実施しました。今回の調査では、いわゆる「2024年問題」を取り上げ、生活者のネット通販利用時の配送に関する意識についてアンケート聴取しています。
ネット通販での商品購入時に、配送ドライバーの負担を意識したことがあるかについて聴取したところ、「ある」との回答が62.8%でした。年代の高い層ほど負担を意識する傾向にあり、40代以上では約7割が「ある」と回答しています。
配送ドライバーの負担を意識したことがある方が、その負担を軽減するために具体的に行ったことは「在宅時間帯に配送を指定する」が71.5%で最も高く、次いで「置き配を利用する」が37.0%、「まとめ買いを心掛ける」が29.3%と続いています。
意外と2024年問題を意識している消費者が多いことに驚きました。自社ECサイトなど、まだまだ置き配の設定ができないサイトがあるため、消費者の意識に合わせて選択ができるような改修・対応が必要かもしれませんね。
5.ZOZOTOWNが「アイテムレビュー機能」を提供開始ファッションEC「ZOZOTOWN」は、ユーザーがZOZOTOWNで購入した商品へのレビュー投稿および投稿されたレビューを閲覧できる「アイテムレビュー機能」の提供を開始しました。
投稿されたレビューは各アイテムの商品ページに表示され、全ユーザーが閲覧でき、さらに、レビューに対してZOZOTOWNの公式キャラクター「箱猫マックス」のリアクションスタンプを押すことが可能です。本機能の提供により、サイズ感が気になるファッションアイテムやシューズ、使用感が重視されるコスメやスキンケアアイテムなどを購入する際、実際に購入された方のレビューを参考にすることで、購入時の意思決定に役立てていただくことを期待しているとのことです
レビューは購入を決断する上で重要な要素といえます。ZOZOTOWNでは配送品質で他店との差がつかないこともあり、より商品にフォーカスされたレビューが投稿されそうです。

【ECの未来®NEWS】「今後伸びるビジネス」2023年下半期ランキング!注目の1位は?!2023/11/24-11/30

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