軋轢からこそイノベーションが生まれるノベーション(1215回)
今日は、名古屋の、なごのキャンパスにて、NAGOYA CONNÉCTのパネルディスカッションに参加させて頂きました。
テーマは、以前出させて頂いた令和大学の振り返りと今後ということで、"令和大学 今の時代をどう生きる?〜出逢うX感じる生き方ビュッフェ〜"でした
ここから私はイノベーター3つのフレームに合わせて以下のように思いました
1、パッション
軋轢がイノベーションのタネ
2、仲間
風呂敷広げ人と畳人
3、大義
みてる人が考えるきっかけに
先日、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の千葉雅也さんからの芸術の本質についてお話しさせて頂いたのですが、
その中に出ていた、"プライベートなどうしようもなさと、公的なこうあるべきという規範との衝突"という話そのものだなと思いました
つまり、令和大学の中でも、どうしようもないくらい抑えきれないパッションと、こうあるべきという規範が、真っ向から衝突しているからこそ、イノベーティブなものになっているのだなと思いました
そして、それを支えるのが仲間な訳ですが、この仲間の関係においても、ベンチャー企業に必要と言われるのが、風呂敷広げ人と畳人、なのですが、
令和大学においても、まさに広げ人と畳人、両方がきちんといることに、素晴らしさを感じました!
これは、見方を変えると太刀川さんの進化思考における、進化と適応の両機能が活発化しているということなので、どんどん姿を変えながら新しくなっていく、そんな仲間になっているなとも感じました
さらに、今回感じた大義については、みてる人が考えるきっかけに、という言葉があったかと思います。これはまさに、便器の展示で有名なアーティストのマルセル・デュシャンの"芸術作品は見る人によって完成する"との名言の通り
令和大学は普通の大学のように、答えを出すことを求める訳ではなく、むしろ、タブーに溢れた話を実体験として話す様を見て、性や死や祈りというなかなか面と向かって話しにくいことに対する、自分たちはどう考えるか?という問いを投げかけ
そしてそれを見てる人が受け取って各々の解釈をする、そこで初めて完成する、極めてアート的なものなのかもしれないなあと思いました
外の社会やメンバーや、各々の人たちとの軋轢を作りながら、新たな形を模索し続ける令和大学
あえていうなら
軋轢からこそイノベーションが生まれるノベーション
改めてそんなことを思いました
参考:なごのキャンパス NAGOYA CONNÉCT "令和大学 今の時代をどう生きる?〜出逢うX感じる生き方ビュッフェ〜"合同会社学生ギルド 代表社員の鈴木 美苗さん、「IDGs変容する組織」著者の鬼木基行さん、NPO法人ブルーバード代表理事の西尾 果小里さん、合同会社学生ギルドの内籐優星さん
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/av7VeFrkewU
軋轢からこそイノベーションが生まれるノベーション(1215回)