誰もが世界制作者ノベーション(1161回)

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"世界制作とは文字通り、世界をつくる、ということを意味します。サイトウによれば、私たちは一人一人、みなが世界の制作者なのです。

しかしサイトウは、地道な毎日のなかでの私たちの感性のはたらきが、意外にも、世界のありかたを決めていると考えるのです。

今日食べる野菜を選ぶ――このような場面でも私たちは感性をはたらかせていますし、また、そうした感性による小さな判断の積み重ねが世界をつくっていくのです。  

世界制作への参加という観点でみるとき、日常美学はすべての人の人生に深く関わってくる領域なのです。"

ここから私は思いました
1、ヨーゼフボイスの、社会彫刻
2、広中先生の、人間の作業というのは全部創造
3、ユリコ・サイトウの、一人一人みなが世界の制作者

ヨーゼフボイスさんの社会彫刻は、"あらゆる人間は自らの創造性によって社会の幸福に寄与しうる、すなわち、誰でも未来に向けて社会を彫刻しうるし、しなければならない"というお話しでしたが

とても積極的に社会に役に立つ仕掛けづくりを作っていこうということは、ビジネスの世界から見ると、イノベーション活動で新たな仕組みづくりをすることにとてもシナジーがあるなと思いました

そして、ハーバード大学の広中先生のおっしゃってた"人間の作業というのは全部創造"という言葉は、工夫して生活している人は、ある意味皆イノベーターとして、誰かを喜ばせようとしてるという

セーターを編んでる人も、庭木を切ってる人も、みんなイノベーターなんだよと、そんなことを思い出させてくれました

そして、今回のユリコサイトウさんの、世界製作者の考え方は、ヨーゼフボイスさんや、広中先生の考え方を、もっともっと身近にしてくれてるなあと感じています

つまり、野菜を選んでる時から、すでに、自分は世界制作の一員として加担して知るのだという考え方は

ある意味、ポジティブな世界への働きかけも、ネガティヴな世界への働きかけも、全て世界制作に反映されていく、自らは必ず何をしていても、世界を作ってる人間なのだと、いうことを教えてくれてる気がしました

だとすると、日々の何気ない選択さえも、自分が目指す世界を実現するための、一歩一歩なのだということを意識していこう、ということにもつながるなあと思いました

実は世界は、自分が加担して作ってるんだ、だから一つ一つを大切に生きなければ、素敵な世界はやってくるわけがない、そんなことを教えてくれてる気がしました

誰もが世界制作者ノベーション

そんなことを思いました

参考:本: 「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門 2024年6月30日初版1刷発行 著者―青田麻未 発行所―株式会社光文社

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/Qk9dXeugj5c

誰もが世界制作者ノベーション(1161回)

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