良識と対話が世界を牽引するノベーション(1207回)

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ビル・ボールディング デューク大学フクア経営大学院学長 のお話に新たな観点を教えていただきました

”「三拍子揃ったリーダーシップ」とは、「IQ」「EQ」「DQ」という3つの要因を合わせたものだ。

DQが高いリーダーは、従業員や同僚のために自身がやるべきことを実現したいと心から願っている。職場の全員にとってプラスになるものをもたらし、「自分は尊重され、大切にされている」と誰もが感じられるようにしなければならないと考えている。

DQとはすなわち、他者への正しい対応を重視することだ。

※ DQ(良識指数)”

ここから私は思いました
1、クリティカルビジネス
2、倫理資本主義
3、大義の方向性

まず思い出したのが、山口周さんのクリティカルビジネスイノベーションです。

今ある社会に対して経済・社会・環境のトリレンマを解決する批判的精神でビジネスイノベーションを行っていく世界観では、このDQはめちゃくちゃリーダーに必要になると思いました。

さらには、マルクスガブリエルさんの倫理資本主義も思い出しました。

経済的利益は道徳的に優れた行為の結果として得られるべきだと言うこの資本主義は、まさにDQが優れたリーダーが活躍する世界にぴったりだなと思いました

いずれにしてもこれからの未来を先取りするビジネスであり、資本主義の形であるので、まさにDQは、これからのリーダーに必要な要素としてとても大切になると言うことに共感しました

そしてそれは、私がいつもお話しする、イノベーター3つのフレームにおいても、パッション、仲間、大義の、大義の方向性がとても大切になると言うことともとてもマッチしました

しかし、大義というのは基本的には、ある集団の皆さんが喜んでもらえるようなことなのですが、その範囲が限定されていたりすると、いろんな大義が対立を生むことになりかねないという側面もあります

そこで、マルクスガブリエルさんがいうところの、各々の価値観の違うもの同士が対話をする、そこにおいて、新たな道徳や良識が生まれて、そして共有化される

そのプロセス自体を、DQのあるリーダーは、行っていく人になるのだろうなあと、そんなことを思いました

良識と対話が世界を牽引するノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本:Duke CE マネジメントレビュー 発行日  2024年6月3日 第1刷発行 著者 デューク・コーポレート・エデュケーション 訳者 尼丁千津子 発行所 株式会社かんき出版   ビル・ボールディング デューク大学フクア経営大学院学長 (『Dialogue』 2019年Q3)

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/kgQ_Pg5HCzs

良識と対話が世界を牽引するノベーション(1207回)

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