私欲は人のためになるノベーション(1197回)
ゴミ箱にバスケットのゴールを取り付けることで、楽しくポイ捨て防止ができるなどの、松村真宏さんの仕掛け学の奥の深さに改めて感動しました
"仕掛けは利己的な目的と利他的な目的を同時に満たすものなので、自分だけが便益を得ているようでいて実は他人も便益を得る仕組みになっている。"
ここから私は思いました
1、利己と利他の掛け合わせ
2、社会課題ドッキリ
3、私欲は人のためになる
利己と利他という全く相反するものを、同居させることによって、新たなイノベーションが起きるという意味では、一つのトレードオフを掛け合わせるイノベーションの一つなのかなと思いますし
イノベーター3つのフレームにおける、パッション、仲間、大義の考え方は、利己から少しずつ利他へ育っていく感覚なのですが
むしろ利己を突き進むことで、どんどん利他になっていくというのは、何かメビウスの輪のような違う次元で解決策を提示するような、そんな感覚を覚えました
そしてさらに素敵なのは、ドッキリカメラのように、必ずユーモアが溢れて笑顔が溢れるというところかと思います
それでいて社会課題をいつも間にか解決してしまってる、言ってみれば社会課題ドッキリのようなそんな気もします
情けは人ためならず、という言葉がありますが、これはまさに、逆情けは人ためならずであり、もっというと
私欲は人のためになる
めちゃくちゃ哲学的だなあと、でもそういうことができるのであるという、仕掛け学という新しい学問の分野に、感動させて頂きました
こらは、解決策を探るセッションでは、必須のフレームだなと思いました
私欲は人のためになるノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考: 本:実践仕掛学 問題解決につながるアイデアのつくり方 電子版発行日 2023年12月5日 Ver. 1.0 著者 松村真宏 発行所 東洋経済新報社
私欲は人のためになるノベーション(1197回)