産出効果ノベーション(1187回)

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"産出効果というのは記憶バイアスの一種で、トロント大学の心理学者ノーマン・スラメッカとピーター・グラフが最初に報告した。

答えを自分の頭の中で作り出す、つまり産出することに伴う認知的労力が、情報を脳にしっかりこびりつかせるのである。

他人の意見をそのまま受け入れるのは気に食わないが、自分自身の意見であれば納得できるので、結論を積極的に支持する気になる"

ここから私は産出効果の活躍する場面を思いました
1、認知する
2、創造する
3、協力する

確かに、この広告何を言ってのか?というところから、「なるほど、そういうことねー」と、自分自身で理解した場合、いろんな人に話したくなるなと思いました

もしかすると産出効果っていうのは、人間は自らが創造することに快感をおぼえる、または好きなのだということなのかもしれないなあと思いました

これを広告に活用すると確かに頭の中に残せるのかもしれない、と思うと同時に、他にもこの効果は活用可能ではないかと思います

例えば、現在、いろんな会社や学校などで、イノベーションや探求活動が盛んになってますが、なかなか良いアイデアが出ないとか、モチベーションが上がらないということがあるかと思います

そんな時に、自らが創造する一歩手前まで、手伝ってあげて、最後の創発するところの寸前で、自らが創発したように持ってってあげるということもあるかと思いました

インチキじゃん、という声も聞こえますが、でもそこまで行くことが大切で、その体験が産出効果を生み出して、またやりたくなる、そんな形で伴奏してあげるというのも大切かとも思いました

また、私がオープンイノベーション活動でとても苦労をしたのが、アイデアを創発するチームと、それをビジネス展開するチームが違う場合に、ビジネス展開チームのパッションが全然乗らないということもありました

ここでも、アイデア創発チームの創発活動に、ビジネス展開チームをほんのちょっとでも良いから参加してもらって、あなたもこの創発に重要な関与しましたよねー、だからあなたのビジネスですよねー、まで巻き込んでいけたら

とても良いパッション溢れる協力関係を結ぶことができるようになるかもなあと

そんなことを思いました

産出効果を悪用ではなく、上手に使いこなすことによって、素敵なイノベーションを起こすことの助けになる

産出効果ノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本: 自分で選んでいるつもり 行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス 電子版発行日 2024年5月28日 Ver. 1.0  著者 リチャード・ショットン 訳者 上原裕美子 発行所 東洋経済新報社

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