場所や起業よりパッションと大義が先ノベーション(1219回)
シリコンバレー在住の、陸空両用の「空飛ぶ車」を開発するASKAのカプリンスキー真紀COOの言葉に、目が覚める思いでした
曰く
"もちろん、シリコンバレーには卓越した能力を持つ経営者や技術者がたくさんいます。だからといって、シリコンバレーに行くことだけを目的にすべきではありません"
"私たちはここにいることを重視するより、『空飛ぶ車を通じて、人々の生活の質を向上させたい」という大きな目的を持っています"
"起業家になることはあくまでも手段です。自分たちは何を成し遂げたいのかという大きな目的、志が先にあるべきです"
ここから私は思いました
1、先進的な場所に行くことだけが目的ではない
2、起業家になることが目的ではない
3、どこにいてもパッションと大義が大切
この先進的な場所に行くことが目的ではないということは、世界20都市を巡っていた時によく感じていました。
先進的な場所に拠点を作るなどのお話もたくさん伺いましたが、なかなかそれだけで本当に意味があるのかなあ?と言う思いになったことがよくありました
また、起業家になりたいけどどうしたら良いでしょう?というお問い合わせもよくいただくことがありますが、そこも本当はそれが目的ではないのになあと思うこともよくあります
私の知っているベンチャーの皆様で成功されてる方の中には、起業なんて思いもよらなかった、と言われてる方が一定数おられて、やってるうちに仕方ななくと言う方も多い気がします
つまりは、場所や起業という形が問題ではなく、自らのパッションの源がどこにあって、そして、大義として何を成し遂げたいのか?ということに尽きる気がしました
それは、実は、どこにいてもできる話で、むしろよく知っているこの土地にいるからこそ、今までなおざりにされていた課題がわかるので、そこから始めてみるのが1番かなと思います
それがやがて進めていくうちに、世界の皆様も同じ課題をもってるんだということに気づき、大きな大義が生まれてグローバルにも広がっていく
そのスピードを圧倒的に早くできるかどうか、そんなことなのかなあと、思いました
場所や起業よりパッションと大義が先ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: Wedge 8月号 米国で挑戦する日本人が日本に伝えたいこと 陸空両用の「空飛ぶ車」社会を変える「ASKA」の挑戦 文 編集部(大城慶吾)
場所や起業よりパッションと大義が先ノベーション(1219回)