土下座は日本古来の価値ノベーション(1185回)
脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生のゴールデンコンビの"謝罪の王様"にこれからの日本のイノベーションの方向性を感じました
"架空の職業「謝罪師」を生業とする東京謝罪センター所長の黒島譲が、ケンカの仲裁から政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、さまざまな難局を謝罪することで解決ていき、やがて土下座を超える究極の謝罪で日本を救う姿を、ブラックな笑いも交えて描く''
ここから私はこれからのイノベーションにも共通することを思いました
1、土下座という日本古来の文化
2、謝罪師という新たな価値の創造
3、グローバル展開へのバイアス破壊
まずは、土下座というのが日本古来の文化であるということがとても素敵だと思いました。
ユネスコの無形文化財ではないですが、その土地土地固有の価値が、実は現地の人は気づいていないけれども、そこにある、ということがイノベーションの種としては一つの考え方方かと思いました
イノベーションの種は、気づいていないけれども、実は身の回りにある。これは山口周さんのアジェンダシェイパーにもつながるかと思いました
そして、その種をいかに価値化していくか、というところが、イノベーターとしての腕の見せ所になるかと思います。
私もインフラの企業にいたので、日本各地毎日のように事故やトラブルが起きていて、その度に日本各地に飛んでいました。
そのおかげで、以下に謝罪して次への道筋を明確化するかということをスピーディに行うかの、ノウハウがかなりついたと思います
実は謝罪というのは、単に誠心誠意謝罪することで赦しを得る、ということではなくで、ある意味、次への道筋を如何に構築していくかという、プロセスへ向かうための、大切な仕掛けなのだと思うようになりました
それは、その時は気がついていませんでしたが、この映画を見て、めちゃくちゃ必要なノウハウであり、価値がするのに十分なソリューションなのだなあと、改めて思うことができました
さらには、昨今、ベンチャーのグローバル化が叫ばれていますが、海外に行くためには、自らのソリューションの本質を見抜き、その本質を海外の現地ではどのように仕立てるのが良いのかを、現地の人も含めて仕立て直すことが必要になるので
そこで信じられないほどの新たなバイアスや抵抗が生まれてくるということも、とても重要な要素だと思いました
それでもそれを乗り越えた新たなソリューションを現地の人と作り上げた時に、まさにエキスポネンシャルな成長を遂げることができる
そんなことを改めて思わせて頂きました
クドカン、アベサダ、水田さんの最強トリオは、そんなイノベーションの方向性を見事に包含した傑作コメディになっていてしかも感動するという、日本の映画界の宝だなと、もっともっと見たいと、そんなことを思わせて頂きました
一言で言うならば
土下座は日本古来の価値ノベーション
って感じでした
そんな話をしています^ ^
参考:映画.com 謝罪の王様 劇場公開日:2013年9月28日 脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生https://eiga.com/movie/77889/
動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/4TBz0AbueGg
土下座は日本古来の価値ノベーション(1185回)