仲間と富のアウフヘーベンノベーション(1209回

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フロリダ州立大学ロバート・O・ロートン特別教授賞を受賞した同校の心理学教授。トーマス・ジョイナーさんの言葉に衝撃を受けました

曰く
"さらに、心理学者のティム・カッサーは、2002年に出版した『物質主義の高い代償(The High Price of Materialism)』において、富と物質的財産の蓄積を重視すると、全体的な幸福度が低下し、そして僕の主張にとって重要なことだが、人間関係における親密さや満足度が低下するなど、さまざまな悪影響がもたらされるという説得力のある説明をしている。"

ここから私は思いました
1、幸せの3法則の富と仲間はトレードオフ
2、トレードオフの解消こそイノベーション
3、富と仲間のアウフヘーベン

幸せの3法則として、健康、仲間、富(成功)との話を、樺沢さんやナヴァルさんからの話で伺っていましたが、なんと、仲間と富(成功)は、トレードオフの関係にあるということに衝撃を受けました

ということは、幸せの3つの法則を同時に実現することは難しくなってしまうのか?というところですが、逆にトレードオフのあるところには、イノベーションありなので

ここには、幸せを求める人類におけるイノベーションの種が隠されているのかもしれないなとも思いました

そこで、仲間と富(成功)のアウフヘーベンを実現できることは何かを考えてみました。

一つ思い浮かんだのは、オープンイノベーションです。

オープンイノベーションの中でも、ベンチャーと大企業のお互いのミッシングピースを埋めながら新たなビジネスを模索するミッシングピース型オープンイノベーションの場合

お互いの穴を埋めながら、そしてお互いのメリットを享受しながら、お互いが同時に成功することを目指す、という意味では、仲間と富(成功)のアウフヘーベンになるなと思いました

一般的には、ベンチャーと大企業の関係間でよく言われることですが、このやり方はそれに限らず、大企業間でも、もっと言えば人の間や、資本家と労働者や、力のある人とない人の間にも、そのコンセプトはとても有効だと思いました

そしてもう一つは、セーフティネットのような考え方も、仲間と富(成功)のアウフヘーベンにもなるのかもしれないなと思いました

今私が進めているStartup Emergence Ecosystemについても、必ずしも成功率の高くない起業家の挑戦を支えて何度でも挑戦できる世界をつくることを目指しているので、仲間が各々の成功を支えていくという意味で、アウフヘーベンにもなるかなとも思いました

仲間と富(成功)のアウフヘーベンは幸せのためにはとても必要なソリューションになるなと改めて思いました

仲間と富のアウフヘーベンノベーション

そんなことを思いました^ ^

参考:本: 男はなぜ孤独死するのか 男たちの成功の代償 発行日 2024年5月25日 著者 トーマス・ジョイナー 訳者 宮家あゆみ 発行者 株式会社晶文社

動画で見たい方はこちら
https://youtu.be/gG5wbKBHMpY

仲間と富のアウフヘーベンノベーション(1209回

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