イノベーション活動は真に英雄的な意識変革を遂げるノベーション(1193回)
神話における英雄のストーリーでは、試練が欠かせないとのことですが、その理由はイノベーターの進む道ととても親和性があると思いました
キャンベル曰く
"もし人が真の問題はなんなのかを自覚したら
自我をなくし、自分より高い目的のために、あるいは他者のために自分を捧げたならば
そのこと自体が究極の試練だと悟るはずです。
自我や自己保存を第一に考えるのをやめたとき、私たちは、真に英雄的な意識変革を遂げるのです。"
ここから私は思いました
1、真の問題=社会の真の課題
2、自分より高い目的=大義
3、他者のために自分を捧げる=大義に近づくことで自我をなくす
ここで言う真の問題というのは、自らを超えた社会における真の課題、のことなのかと思いました
イノベーターにおいても、社会における真の課題を掘り下げて掘り下げて、そして、それを解決するソリューションを展開していくということを考えると、とても相似してるなと思います
また、自分より高い目的、というのは、神話の世界では、例えば、民衆を天災や人災から守る的なものになるかもしれませんが
イノベーションの世界では、イノベーター3つのフレームにおける、まさに大義のことと同義だなと思いました
つまり、パッションから始まった自らの喜びだけではなく、他の誰かが同じように、またはそれ以上に喜んでくれる、そんなことが起きた時に、イノベーションになっていく、大義はそんなとても重要なイノベーションの要素と思います
そして、他者のために自分を捧げるとは、イノベーター3つのフレームで考えると、そもそもは自らのパッションの源から始まる旅は、仲間に出会い、そして、大義に出会う
さらに、その大義のために、自らのことよりも、大義実現に全てを捧げていくようになっていく
それは例えばイノベーターは、家を三回売ってますとか、生命保険を前借りしてまで資金を調達するとか、自らのことを顧みずに、大義すなわち、自分より高い目的へ身を捧げていく
ここに出てくる神話の英雄と、イノベーターは、とても似ているなと改めて思いました
ということは、現代において、イノベーション活動をするということは
自らを真に英雄的な意識改革をしていく、とても良いプラクティスやステップになるのではないか、と思いました
イノベーション活動は真に英雄的な意識変革を遂げるノベーション
そんなことを思いました
参考: 100分de名著 キャンベル“千の顔をもつ英雄” (3)イニシエーション 初回放送日:2024年7月15日 https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/episode/te/1429P6596N/
イノベーション活動は真に英雄的な意識変革を遂げるノベーション(1193回)