諭し懲らしめを受け入れる(箴言 12章)

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諭しを愛する人は知識を愛する。
懲らしめを憎む者は愚かだ。
(箴言12章1節)

箴言12章は、神に従う者と逆らう者の違いを語っています。「神に従う人は苦難から逃れ出る」と言われていますが(13節)、これは苦難がないということではなく、苦難に打ち倒されないようにしてくださるということです。「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(1コリ10章13節)。人を打ち倒すことが目的ではありませんから、逃れる道も備えられています。ただ、人を鍛え、高め、罪人を神の御前に立つ者とするために、神が人を懲らしめることはあります。
その結果、神に従う人と逆らう人の違いは、語る言葉の違いとなって現れるとされています。その根底にあるのが、後半で繰り返される「無知」です。人間はそれに気づきにくい者でもあります。聖書を熱心に研究していた人たちは、自分たちは物事が分かっていると思っていました(ヨハ9章41節)。しかし、自分は分かっていると思うなら、苦難はおろか、自分と異なるものを受け入れることはできません。そのような「罪」(同)のためにも、キリストは神に従って、御心に適う言葉を語り、十字架にかかってくださったのです。

【祈り】
苦難の中にあっても神に従うことができますように。

諭し懲らしめを受け入れる(箴言 12章)

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諭し懲らしめを受け入れる(箴言 12章)
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