慈善は死から救う(箴言 11章)

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怒りの日には、富は頼りにならない。
慈善は死から救う。
(箴言11章4節)

箴言11章は、「神に従う生き方」と「神に逆らう生き方」を対比して、前者を選ぶように勧めています。その中で注目されているのが経済的な事柄についてであり、そこにおいて、「慈善」が勧められます。
神の御前に生きる人は富を頼りにしません。裁きの日には、富は何の役にも立たないことを知っているからです。キリストも同じことを言われます。「愚かな金持ちのたとえ」(ルカ12章16~21節)において、自分のために蓄財することだけを考えていた金持ちが不意に命を取られることとなり、「愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか」と神に突き放されるのです。
ここで、「お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか」と言われています。その人のものでなくなるのは間違いありません。それを自分から進んでするのが慈善です。
英語の「チャリティー」が日本語で「慈善」と訳されますが、「チャリティー」は神の恵みを意味するギリシャ語の「カリタス」から来ています。富は誰のものか。神のものです。だからこそ、自分のためにため込むのではなく神に返すのが御心にかなうことですし、「気前のよい人は自分も太り、他を潤す人は自分も潤う」のです(25節)。

【祈り】
恵みを受けた者にふさわしくあることができますように。

慈善は死から救う(箴言 11章)

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慈善は死から救う(箴言 11章)
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