第148回大切な年金を新NISA投資に回すのはアリなのか 年金の繰り下げを超える運用利回りは?

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■第148回は、大切な年金を新NISA投資に回すのはアリなのか
ネット上では、60歳で年金を受け取り、そのお金を投資に回して稼ぐ方が良いという意見もあるようです。

ただ、年金は受給開始を遅らせる「年金の繰り下げ」を行うことで、もらえる年金額が増額となります。1カ月繰り下げるごとに0.7%ずつ受給率が増加し、70歳受給は142%(42%増額)、75歳受給は受給率184%(84%増額)となります。現在の60歳、65歳の平均余命を考えると、75歳受給の選択は難しいものの、70歳受給は取り入れたい選択の一つです。

また、60〜64歳で年金を受給することを「繰り上げ受給」と言いますが、1カ月早めるごとに0.4%ずつ受給率が減少し、60歳受給は受給率76%(24%減額)となります。

年金を投資に回す場合、この年金の繰り下げによる増額分を超える必要はありそうです。超えないならば、年金の繰り下げを選んだ方が有利です。資産運用リスクもありません。

新NISAは一人あたり1800万円までの投資で得られる運用益に対してかかる税金がゼロになる制度です。年金を投資に回すのならば、新NISAとセット考えて間違い無いでしょう。

なお、年金は額面そのままがもらえるわけではなく、税金や社会保険料を支払った後の金額が手取りとして銀行口座に振り込まれます。
検証するにあたり手取り年金で考える必要があります。

では、どれくらいリスクを取れば良いのでしょうか。番組を聴きながら一緒に考えていきましょう。

番組で紹介している書籍
「定年後のお金の不安がなくなる本」(晋遊舎)
https://www.amazon.co.jp/dp/4801821812

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