☆38 30代自営業独身男性のリアル

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例えば、今回の話と読み切り漫画「フラッシュバック」https://shonenjumpplus.com/episode/17106567254421462987 が僕の頭の中ではすごくリンクしている。(期間限定公開の可能性あり)

作中「ただ自由に書いていたかった 何もみずに前だけ見ていたかった」という主人公のセリフがある。
“業(ごう)を背負わない人の自由さ居心地の良さ”と”背負う人と不自由さと苦しさ”みたいなものが表現されていると思う。
主人公は、ただ好きだから小説を書いていた。そこに目的も大義もなかったし、そんなもの必要なかった。ただ好きなことだけを見ていたかった。
「先輩小説が読みたいです とびきりのやつ」ー後輩から呪いの言葉をかけられ、書くことに目的が生まれた。書くしかなかった。主人公は深く苦悩し健忘症になってしまう。そこに向き合い、乗り越え、背負う、そして書き続ける、その強さや美しさを描いた物語だと感じた。
僕も好きだから、楽しいから今まで走ってきた。そこに目的も意味も大義名分も必要なかった。でも、それら全てを背負った同い年の人が目の前に現れた時、光り輝いて見えた。見えてしまった。その光に照らされ自分の空虚な部分が露わになって、めちゃくちゃに食らってしまった。
ただ好きなだけ、楽しいだけは、社会が許さない。「どうして?」「なぜやるのか?」「誰のためなのか?」いつもあらゆることに理由を求められてきた。そんなの説明できないことなのに。でも、理解してもらわないといけないから、その場その場で適当な理由をつけてのらりくらり避けてきた。その過程で、僕は空っぽになってしまったのかもしれない。たぶん、これからもそんなに変わらない。
仕事からプライベートまで、目的と手段が一貫している人なんてそうそういない、と思う。考えていることとやってることがチグハグな人のほうが多いと思う。矛盾を抱えているひとほど人間らしいなと僕は思う。筋が通っていて全てを説明できたりわかる必要はないと思うし、僕にはできない。僕は、自身の持つ「どうしようもなさ」を抱えて、前に進むしかない、のだと思う。みんなもそうだと思いたい。
ーなんていう自分語りは、ほんとどうでもいいです。めっちゃいい漫画だと思うので、良かったら読んでみてください。(セ)

|今回の内臓|
(00:00)〜 セキヤさんのめっちゃくらっちゃった話
(27:21)〜 エンド1:トゥルーエンド
(34:00)〜 エンド2:クズエンド
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【支配、依存、チェンソーマン】
指輪のくだり。どう話すか考えていた時、漫画チェンソーマンのデンジとマキマ、アキと姫野の関係が頭をよぎった。
「エッチなことは相手のことを理解すればするほど気持ちよくなるー」マキマは、自分の手や耳に触れさせ、指の長さ観察し、体温を感じて欲しいと言う。最後にはデンジの指を噛み「デンジ君の目が見えなくなっても、噛む力で私だってわかるくらい覚えて」と言い、デンジを懐柔(支配)してしまう。作中でも、マキマのミステリアスでエロティックな部分が際立っており、でもどこか不気味で危うさも漂う、かなり印象的なシーンだ。
姫野とアキは、同じ銘柄のタバコをお互いに吸い、シェアしたりする描写があり、タバコの依存と人間関係の依存を重ねることで、2人の関係が表現されているように思う。
相手の身体のイメージを記憶させるのは、悪魔的な魅力をもつ、と思う。自分の肉体とは別の肉体の感覚を覚えてしまうと離れ難くなることがあるのだと思う。指輪の件は、そんなことを考えながら話を組み立てていました。
ーなんていう自分語りは、ほんとどうでもいいです。ルックバック、漫画も映画も良かったのでぜひ観てみてみてください。(セ)

☆38 30代自営業独身男性のリアル

タイトル
#49 ポッドキャスターとのご飯会2 〜未来で待ってる〜
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