vol.9② 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

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「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト
ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います。
今回は、鳥羽和久さん『親子の手帖』(2021,鳥影社)を取り上げ、次のような話題について話しています。

00:18:29(00:00:00)
教師としての、方法論との関わり方の問題
松木邦裕の『耳の傾け方』
まず自身の思いに向き合わなければ、他者の想いに向き合えない
吉田が、教師をやめる時期にできなくなっていたこと、自らの認知の問題、弱さに向き合うことができなくなった
方法論(マニュアル)を学んで、それありきで、自分にも生徒の心にも向き合えなくなっていった

00:24:11(00:5:43)
医者としての、患者との関わり方は「出たとこ勝負」
会う時間や頻度という構造的な問題
日常に浸透している教師の難しさ
方法論で関わった方が、楽になってしまう

00:30:16(00:11:46)
アピールのネタとしての「方法論」
「飽きっぽいから、自分は同じことをやらない」ということと、方法論
「方法論」への警戒感を持ち始めている吉田
方法論をなるべく具体化していくという倉下忠憲さんの話、保坂和志の小説論
具体的過ぎて抽象的な表現にならざるを得ないこと、具体と抽象の行ったり来たり、マニュアル化を防いでいく
「子どもと関わりたいな」という希望が持てる本である
マニュアルとはどういう次元にあるものなのか


今回のエピソードは、まず全編を公開したのち、来週から同じものを話題ごとに数十分で区切ったエピソードを公開しています。
2時間一気に、あるいはゆっくりとBGMのように聴いてしまいたい方はぜひすでに公開している「全編」というエピソードをご試聴ください。
分けてお聞きになりたい方は、数週間にわたって、原則的に毎週土曜日に更新していきますので、そちらをお楽しみください。

vol.9② 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 

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vol.9② 鳥羽和久さん『親子の手帖 増補版』 
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