vol.7 ④ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

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「読みながら考える」ことを目標としており、二人で話すこと、それを聞いてもらうことで考えを広げたり、深めたりするポッドキャスト
ともに30代前半の精神科医と国語教師が、1冊の本を取り上げて、それについて考えたことを話し合います
今回は、坪内祐三さんの『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』(2021,講談社文芸文庫)を取り上げて、以下のようなことを話題にしています。

坪内祐三が楽しみながら書いている
資料を飛び回ること自体が楽しい

郡司大尉の千島遠征についての件
同じ事件を記述する多くの資料を重ねる
近代の「小規模さ」
山田風太郎の明治ものからのインスピレーション?
『言語の七番目の機能』
大乱闘スマッシュブラザーズの面白さ!?

資料や記録、プロフィールに対する坪内祐三の関心

精神科臨床の初回と同じ?
何が関係するかわからないけれど、情報を集めていく
そのような情報が自由にヒストリーを作るための足場になる
断片的な情報をつなぎ合わせることが楽しい

引用のうまさ

泉鏡花が初めて紅葉に面会する
引用と地の文を巧みに組み合わせる
資料が面白いから引用せざるを得ない
「文学における渋谷系」


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vol.7 ④ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』

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vol.7 ④ 坪内祐三さん『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』
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