YouTubeで広がる動物駆除のエンタメ化問題を考える

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YouTubeにアップされる動画は、公序良俗に関して厳しく判断されているのが現状です。例えば、乳首を出す表現はNGとされ、江頭2:50さんでさえ乳首にテープを張り出演しています。「死」という言葉もテロップなどで使うと広告がつかなくなるのか、どのチャンネルでも「◯」で濁されていますよね。

その反面、動物の駆除動画では具体的な「死」をYouTubeでいくらでも見ることが出来ます(年齢制限はあるかもしれませんが)。日本だと、箱罠に閉じ込められたイノシシを電気ショックや刃物で殺処分したり。川などを散策して外来種の亀などを捕まえて処分したり。
実際、五叉路のクリエイティブディレクター・本信光理は、アメリカのとあるイノシシ動物駆除動画に思わずハマってしまった自分に違和感を感じつつ、それでも見続けてしまいました。

それらの動物駆除動画は、多大な農作物や森林被害という要因、駆除した動物をおいしく食すことで命を正しく頂いているという姿勢、外来種を駆除し在来種を生かすことで本来の自然を取り戻すというメッセージ、そういった「駆除理由」があるからなのか、エンタメとして堂々とYouTubeで流されています。それらの動画は数百万回再生されているものも。

今回は、動物駆除動画を思わず見てしまっているという本信の告白から、五叉路プロデューサーの露骨キットとともに、人はどう死に鈍感になれるのか、果てはエンタメとして消費できてしまうのか、ということについて話をしていきます。

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